森谷真理(ソプラノ)

栃木県小山市出身、武蔵野音楽大学声楽科卒業、同大学院声楽専攻 首席卒業後、渡米しマネス音楽院プロフェッショナルコース修了。

19年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を披露する 栄誉に浴した。

世界各地のコンクールにて優勝、受賞歴多数。主な賞歴としては、第5回 ヴェロニカ・ダン国際声楽コンクール1位、第2回チャールズ・A・リーナム 声楽コンクール1位、クラ・ミューズ声楽コンクール1位、カーディフ国際コ ンクール

コンサート賞、及び日本代表、メトロポンオペラ・ナショナルカウ ンシルオーディションファイナリストなど。

パームビーチ・オペラにて夜の女王役でデビュー後、欧米の主要歌劇場で活躍。2006年には、レヴァイン指揮『魔笛』同役で抜擢され、鮮烈なメトロポリタン歌劇場デビューを飾る。同役では他に、ウィーン・フォルクス オーパー、ライプツィヒ・オペラ、スコティッシュ・オペラ、グラインドボーン 音楽祭ツアー、シアトル・オペラ、パームビーチ・オペラ、ピッツバーグ・オペラ、ポートランド・オペラ、リンツ州立劇場、バーゼル歌劇場、ボルチモア交響楽団、ワシントンのケネディー・センターでワシントン・ナショナル 交響団と共演。 ヨーロッパでは、アイルランド・オペラとの『トゥーランドット』リューでの欧州オペラデビューを皮切りに『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビ ネッタ、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナで同劇場に再登場した他、フレミッシュオペラにてフィリップ・グ ラス作曲『アクナーテン』に女王タイ『サティヤーグラハ』ミス・シュレーゼンとして出演。2010年から2014年まで、オーストリア・リンツ州立劇場の専属歌手として『ラクメ』『マリア・ストゥアルダ』タイトルロール、『ばらの騎士』ゾフィー、『リゴレット』ジルダ、『コジ・フ

ァントゥッテ』フィオルディリージ、『ラ・ボエーム』 ミミ、『チェネレントラ』クロリンダ、フィリップ・グラス作曲『失われたものの痕跡』、『カルメン』ミカエラ、パミーナ、『ラインの黄金』ヴォークリ ンデ、『ヴァルキューレ』ヘルムヴィーゲ、『椿姫』タイトルロール、モーリッツ・エッガート作曲、世界初演『テラ・ノヴァ』ララ役で出演。

日本では2014年びわ湖ホール『リゴレット』ジルダにて国内オペラデビューを飾り、その後も東京二期会、兵庫県立芸術文化センター、あいちトリエンナーレ、日生劇場、びわ湖ホールプロデュースオペラ、三河市民オペラ、バッハ・コレギウム・ジャパン、調布市国際音楽祭他で『魔笛』『夏の夜の夢』『後宮からの逃走』『ラインの黄金』『ワルキューレ』『神々の黄昏』『イル・トロヴァトーレ』『ばらの騎士』『蝶々夫人』『サロメ』『ポッペアの戴冠』『劇場

支配人』『後宮からの誘拐』等に出演し好評を博している。

コンサートレパートリーも幅広く、バロックカンタータを始め、バッハの各受難曲、ヘンデル『サムソン』、モーツァルト『ハ短調ミサ』、 ペルゴレージ『スターバト・マーテル』、モーツァルト『レクイエム』、ヴェルディ『レクイエム』、ドヴォルザーク『テ・デウム』、ベートーヴェン『第九』ソプラノソロ、『カルミナブラーナ』、ヘンデル『メサイヤ』、マーラー交響曲第8番『千人の交響曲』、『メサイヤ』、新日本フィルハーモニーとマーラー交響曲第2

番『復活』のソプラノソロマーラー交響曲第4番、第2番『復活』のソプラノソロなどでオーケストラと多数共演している。

洗足音楽大学講師。とちぎ未来大使。小山評定ふるさと大使。令和元年度下總皖一音楽賞受賞。