アメリカでは、オペラ歌手は曲を仕上げるために基本的には3人の先生からレッスンを受けます。
本セミナーでは、アメリカで現在活躍中のヴォーカル・コーチ、ドラマティック・コーチを招請し、このシステムによって修了演奏会の演奏曲を仕上げます。
ヴォイス・ティーチャー
声楽家です。主に発声(ボイス・テクニック)を教える先生です。
その人らしい美しい声を出すことができるように発声テクニックを教えます。
歌手は、大抵の場合、一名のボイス・ティーチャーに定期的に通い声を整えています。
ヴォーカル・コーチ
ピアニストや指揮者です。
演奏する曲についての深い見識を持ち、音楽的解釈や作曲の背景などはもちろんのこと、言語の意味、発音に至るまで、あらゆる音楽的な知識を元に、歌手とともに曲づくりを行います。
まさに、音楽によるコーチングを行う教師で、コンサートはもちろん、歌手のオーディションなどで伴奏をするケースもあります。
オペラ、オラトリオ、歌曲、バロック音楽など、専門分野を持っている場合が多く、歌手は何人ものコーチを、演奏する曲の必要に応じて使い分け、曲想を整えていきます。
声楽専門のピアニストが目指す姿でもあります。
ドラマティック・コーチ
演出家です。
オペラにおける演出的な動きはもちろん、コンサートやオーディションの時であったとしても、どのように体を動かし、音楽・ドラマを表現するべきかを教えるコーチです。
歌手は、ヴォーカル・コーチと音楽を作った後に、ステージ・ディレクターからドラマティック・コーチングを受け、立ち居振る舞いを整えて、曲を完成させます。
ヴォイス・ティーチャーが曲を見ることもありますし、ヴォーカル・コーチやドラマティック・コーチが発声にコメントをすることもあますが、基本はそれぞれの役割基づいて指導を行っていくのがアメリカのスタイルです。
TIVAAでは、日本ではなかなか経験しにくい、ヴォーカル・コーチとドラマティック・コーチの指導に重点を置いたワークショップを行っています。発声以外に、歌手が曲を仕上げるために知っておかなくてはいけないことをプロフェショナルから重点的に学んでみませんか?
(ドラマティック・コーチ/演出)
国際的に活躍するオペラ演出家。1996年のデビュー以来100作品以上を演出し、2008年には Classical Singer Magazine「ステージ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
ジュリアード・オペラ・センター、サンフランシスコ・オペラ(メローラ・プログラム)、サンタフェ・オペラなどで若手歌手の育成に長年携わる。歌手の音楽性・言語・身体表現を統合し、「舞台上で生きる演技」を引き出す指導に定評があり、TIVAAでは実践的かつ国際水準の舞台づくりを重視した指導を行う。
(ヴォイス・ティーチャー)
メゾソプラノの佐藤早穂子は、カーネギーホールや東京・春・音楽祭をはじめ、世界各地の主要なオペラハウスで演奏している。
『蝶々夫人』のスズキ、『さまよえるオランダ人』のマリー、『フィガロの結婚』のケルビーノなどをレパートリーとする。
現在は全米でも優秀な音楽院として有名なシンシナティ・カレッジ・オブ・ミュージックの准教授として教鞭を執る傍ら、現代音楽およびアートソングの普及にも尽力している。
ドラマティック・コーチは、年ごとにお招きしています。2022年、2019年、2016年の先生を表示しております。